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Party Report モナコがマハラジャと出会った夜 |
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| モナコがマハラジャと出会った夜 |
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公国モナコが誇る三大舞踏会のひとつ、Bal de l'Ete(夏の舞踏会)が今年も6月16日から二夜三日にわたって催された。
今年のテーマは
“インディアンサマーナイト”。
人々から敬愛されてやまないマハラジャ、マハラニを招待し、そのノブレス・オブリージュを学んだ。 |
地中海随一の社交場、モナコにとっても今年のBalは特別な意味を持つ。なぜなら、モナコは13世紀から700年以上にわたりグルマルディ家が統治し続けてきた欧州でも数少ないプリンス(公爵)の国。その誇り高き君主の継承が昨年7月、55年ぶりに行われ、新大公に長男のアルベール2世が即位したばかりだからだ。
オーガナイザーを務めるプリンセス・カトリーヌ(Princess Catherine Colonna de Stigliano)にとっても、今年の《Bal
de l'Ete》はとりわけ感慨深いものだという。
仏グラン・ゼコールHEC(フランス高等商業学院)の卒業生である彼女は、ジバンシィの広報担当を経て96年に独立。以来、欧州のセレブリティとエクセレントカンパニーを繋ぐスマートなネットワーカーとして独自のスタイルを築いてきた。
《Bal de l'Ete》で彼女が伝えたいメッセージは、スピリチュアル・ノーブル(精神の気品)。一時的な富や名声ではなく、歴史と伝統に根ざした真のノーブル・カルチャーの復権を表現することだ。このコンセプトに最も相応しい招待客(ゲスト)は誰なのか? 答えは《インド》、そして《マハラジャ》だ。
インドの旧藩王国7カ国からマハラジャ(王)とマハラニ(女王)をモナコに招いて繰り広げられる正真正銘のマハラジャナイト…。こんなにファンタスティックな舞踏会はめったにお目にかかれない。 |
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東西のスピリチュアル・ノーブルが出会った真の舞踏会
マハラジャと綴る夏の一夜 |
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1.パティアラのマハラニ、プリーネット・カウルさんと娘のプリンセス・ジャイ・インダー・カウル、夫のグルパル・シンさん
2.バルの主催者、プリンセス・カトリーヌとアシャ舞踊の創始者、タヌスリー・シャンカールさん
3.ランジット・マハンティさんと、元環境大臣でワンカネルマハラジャのディグビジェイ・シンさん
4.トルコのインターナショナルコミッティーメンバー、アスリ・ハン・ゲディックさんと、ウォルフォードCEOのミカエル・リングさん |
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2006年6月17日夜8時、欧州最高の誉れ高いモンテカルロのオテル・ド・パリで《Bal
de l'Ete》のメイン、「インディアン・サマー・ナイト」が幕を開けた。ゲストは欧州を中心に各国から選ばれた紳士淑女900名。真の社交を知る者だけに許された年に一度の祝祭だ。
会場で一際目をひくゲストたちがいる。古きよきインドの伝統と精神をいまも継承し続ける藩王国の末裔たちだ。そもそも大英帝国時代のインドの実態は、幾百もの王族が領地を治める巨大なモザイク国家だった。その中でも広大な領地と強力な権勢を誇った王は、マハラジャ(偉大なる王)と呼ばれ、敬われている。人々から尊敬の念が絶えないのは、単に栄華や名声ゆえではない。マハラジャたちは国の近代化を図り、領地の人々の幸福を実現するノブレス・オブリージュ(貴族の義務)の精神を体現していたからでもある。末裔には、急発展するいまのインドで各界のリーダーとして活躍している者も少なくない。例えば、舞踏会に出席したワンカネル・マハラジャの子孫、ディグヴィジェイ・シンもその一人だ。彼は政府の環境副大臣も務めた政治家で、2001年1月に2万人もの死者を出したグジャラート地震の際、いち早く災害復興に力を尽くしていた人物でもある。カプールターラもラジプートの名家として有名だ。同国最後のマハラジャだった故ジャガジット・シン(1872年〜1949年)、その孫の一人で、本誌でもご紹介したことがある、ティッカ・シャトルジット・シンは上院議員であると同時に長年、インドでのルイ・ヴィトンのブランド・アンバサダーも務めている。
13世紀以来、モナコは欧州大国の歴史に翻弄されながらも、誇り高きプリンス(公爵)の国として、その独立自治を守ってきた。他方、インドの藩王国は「国」としての役割を終えながらも、その崇高な精神はマハラジャの末裔たちに継承されている。
モナコの歴史に象徴される欧州のスピリチュアル・ノーブル(精神の高貴さ)が、誇り高きマハラジャの精神と交響を奏でた舞踏会―。この一点だけで、今年の《Bal
de l'Ete》は100%エポックだったといえるのだ。 |
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5.ハーマン&アンドレア・ラニンジャー夫妻
6.ソフィア・オヤルザバル・サラコ伯爵夫人とゼノ・ダクアローネさん
7.ミス・コネチカットのサリー・トゥーサンさん
8.スペイン王子フェリペの従兄弟、ジェイム伯爵とカルメン・アーディッド伯爵夫人
9.フロリダ州知事ジェフ・ブッシュの妻、コロンバ・ブッシュの妹、ルシラ・シュミットさんと夫のジョンさん。ジュネーブ在住の児童犯罪と戦う非営利団体会長のホマユラ・セリエルさん
10 .インターナショナルコミッティーメンバー バネッサ・スターリングさん |
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Bal de l'Ete
インターナショナルコミッティーメンバー
矢幡聡子
長年の友人であるティッカ・シャトルジット・シン氏から、彼の祖父である故ジャガジット・シン氏がインド王侯代表として国際連盟代議員を務め、明治時代には日本へ訪れたとお聞きしました。
人々に敬愛されるマハラジャは常に先頭に立って時代を開拓し、貴族の生き方を示しています。その方々と共鳴できた今回のバルは、国際社会においてとても意義深いものだったと感じています。 |
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