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Harry Winston
キング・オブ・ダイヤモンド、
ハリー・ウインストン


1896年、ニューヨーク。ヤコブ・ウィンストンの息子として、後に「キング・オブ・ダイヤモンド」と称される一人の天才ジュエラーが、この世に生をうけた。ハリー・ウィンストン。宝石の価値を見抜く天賦の才と、卓抜したビジネスセンスに恵まれた彼は、アンティーク・ジュエリーに斬新なカットを施す手法で宝飾界に頭角をあらわし、1932年にニューヨーク5番街にハリー・ウィンストン社を設立。ダイヤモンドの取り引きで、世界にその名を知られるようになる。

彼はまた、宝石に対する深い愛情の持ち主としても知られる。いつもポケットに宝石をしのばせ、その美しさから様々なインスピレーションを得ていた。「ホープ・ダイヤモンド」をはじめ、数々の逸話を残し「伝説の宝石商」と呼ばれたハリー。その業績は彼が生涯をかけて愛した宝石と同様に、いつまでも輝き続けるに違いない。

世界中のセレブを魅了し続けるハリー・ウインストン

“ねぇ、ハリー・ウィンストン、ダイヤモンドのことなら、何でもいいから教えて”(映画「紳士は金髪がお好き」より)

かつてマリリン・モンローが映画の中で歌ったように、多くの女優達がハリー・ウィンストンの宝石に焦がれ、それを身につけることを夢見てきた。キャサリン・ヘップバーンが1947年のアカデミー賞授賞式において、ハリー・ウィンストンのインクイジション・ネックレスを着用して以来、ハリー・ウィンストンの宝石で装い、アカデミー賞授賞式のレッドカーペットの上を優雅に歩くことは、女優達にとって、まさにスターダムの象徴となっている。

The Hope Diamond

数々の歴史的エピソードを持ち、おそらく世界で最も有名な宝石「ホープ・ダイヤモンド」。インドで発見された原石(約112.5カラット)は、1668年にフランスのルイ14世の手にわたり「フレンチ・ブルー」と命名される。しかし1762年にフランス王室宝物庫から盗まれ、行方不明となってしまう。この時、フランスの動乱と重なったために「不運を招く」という伝説が生まれた。1812年にロンドンに再び姿を現した後も、この宝石を巡って不幸な事故や事件が絶えず起こり、いつしか「呪われたダイヤモンド」と呼ばれるようになる。

「ダイヤモンドは持つ者に喜びと幸運を与える」と信じるハリー・ウィンストンは、自らの信条に従って、1949年にこの宝石を購入。1958年にスミソニアン博物館に寄贈した。数奇な運命をたどった至宝は、現在、スミソニアン博物館内のハリー・ウィンストン・ギャラリーに展示されている。
 

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